ブログ - ディット・ダット北欧雑貨・ビンテージの卸販売
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クリスマスツリーを買いました! 2014.12.15

さて、やってきました、クリスマスシーズン。

先週末に、我が家もクリスマスツリーを買いに行きました。この時期住宅街では、あちこちでクリスマスツリーが販売されています。スウェーデン人たちにとって、ツリーを飾ることが当たり前の環境だという事がとても良く伝わってきます。

一口に「クリスマスツリー」と言っても、実は色々な木の種類があり、大きさがあり、お値段もいろいろ。ですが、大体高さが1m位の小さ目で安いもので5000円程、羽振りがりっぱで高さも2m位のもので1万円弱、という価格帯。 本物の木、という事を考えるとずいぶんお安い気がしますが、数週間しか使わない物、と考えると高いのでしょうか。。

沢山あるツリーの中から、「これぞ」というツリーを選ぶのも楽しみの一���です。あれこれ見比べて、「この木は下の方に枝が集中しすぎてる」だの「この木は背が高すぎる」だの、あーでもない、こーでもない言いながら、最後には疲れ果てて選ぶのが、結構楽しいのです。

買ったツリーは木の下の部分をカットしてもらって、袋状の網みたいなのに入れてもらって、運びます。

そしてもう一つの楽しみはツリーの飾りつけ。我が家では基本的にはワラや木でできている代々受け継がれているオーナメントで飾り付けます。

疲れてしまって、まだ完成させられず…。また完成したら写真を載せますね!

それにしても、ストックホルム、クリスマス前に雪が降る気配がありません。ホワイトクリスマスにならないのは残念…。

第1アドベント、クリスマス季節の到来 2014.12.02

先週の日曜日、11/30は、第1アドベントでした。アドベントは、日本語で言うと待降節などと言われ、キリスト教でイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことです。スウェーデン初めヨーロッパの多くのキリスト教国では、この第1アドベントは大切なお祝いの日です。

・・・といっても、最近は宗教に関係なく、クリスマスイベントの一つとして、皆が楽しんでいる、と言うのが本当のところです。これからクリスマスまでの4回の日曜日が、それぞれ第2アドベント、第3アドベント、第4アドベントとなり、そしてクリスマスとなるわけです。そんなわけで、この第1アドベントは、なんとなく「クリスマスへのカウントダウン、はじりました!」的な雰囲気で満ち溢れているわけです。

私は、トローサと言う小さな街のクリスマス・マーケットに行ってきました。ストックホルムからは南に1時間ほど、海沿いにあって街中に運河が流れているとっても可愛らしい街。スウェーデン人の日帰り旅行先としても人気なんです。

小さい街ですが、ここのクリスマス・マーケットはちょっと有名(?)で、この日も多くの人でにぎわっていました。

マーケットで売られているものは、手編みの帽子やら手袋、手作りのお菓子、アクセサリーなどから、私たちも扱うようなヘムスロイドの木製品やウールの製品、そしてお菓子やクリスマス用のソーセージやニシンの酢漬けなどの食べ物などなど、とっても幅広いジャンルです。売ってる人は、もちろん完全防寒。この日は気温が大体2度位でした。川沿いのせいか、体感温度はもっと低い感じでしたが…。

色々あるお店の中で、特に目についたのが、「ツリー」を売っていたスタンド。

クリスマスツリーにしてはちょっと気が早いような…

しかも、なんか普通のスウェーデンのクリスマスツリーにしてはちょっと小さいような…

と思ったら、これ、アドベント用のツリーなんですって!普通のクリスマスツリー��り小ぶりで、アドベント期間はこの小さ目なツリーにちょっとした飾りをつけ、本当のクリスマスになったら本当に大きなツリーにガチンコの飾りつけをするそうです。そうやって、長く長ーく、クリスマスを楽しむわけですね。

そして、マーケットを歩き回って冷え冷えになったところで、フィーカ。

ルッセ・ブッラルと言われるサフランで香りづけした黄色いパンと、ジンジャークッキー、そしてスパイスのきいたホットワインがこのアドベントの季節の定番フィーカです。写真の後ろの方に見える、4本のキャンドルは、アドベント・キャンドルと言われ、日曜日ごとに1本ずつ火を灯していきます。これも、なんとなくカウントダウン気分を盛り上げるんですよねー。

さて、今回のマーケットで私が買ったものは、クリスマスリース。直径30㎝位の割としっかりした大きさのリースですが、閉店間際で、1500円位におまけしてもらいました。もちろん、本物の葉っぱや実が使われてます。赤がアクセントで、かわいい!

12月は日本でもきっとクリスマスが大盛り上がりの季節だと思います。お忙しい時期と思いますが、どうぞ風邪にはくれぐれもご注意の上、ご活躍下さいませ。

くらーい季節がやってきました! 2014.11.19

11月も後半に突入し、あれよあれよという間に暗くなっているストックホルムです。今日は、日本のテレビや雑誌ではあまりお伝えすることのない、リアルなスウェーデンの天気のお話し。。

今年は暖冬のようで、まだ雪はほとんど降りませんが、日、一日と日照時間が短くなるのを感じます。ちなみに本日の日の出は7:50、日の入りは15:15だそうですー。我が家は朝7時ごろ起きますが、真っ暗。子供の保育園のお迎えも16:30ごろ行きますが、子供たちは真っ暗闇の中で外で遊んでたりします。

そして、毎年の事ですが11月に入って一気に晴れの日が少なくなりました。先日テレビの天気予報で、「先週1週間で太陽が出ていた時間は、45分」と言っていました。

…45分?!1週間で?!

…ひどい…。

そりゃー、この季節の北欧は、精神的に落ち込みがちになりますね。だからこそ、家の中の温かい雰囲気、元気が出るモチーフや色が大切なんですねー。

さて、下の写真は、スウェーデンの事務所の窓から見える風景です。1枚目から9月29日、10月11日、10月28日、11月19日。大きな白樺の木の葉っぱの様子を記録したくて撮ってみました。でも、11月に入ったら晴れる日がなくて全然写真が取れず…。今日やっと割と天気がいいので撮ってみましたが、比較してみるとやはり暗さが際立ちますね…(^^;)

9月29日の写真

10月11日の写真

10月28日の写真

11月19日の写真

さてさて、新ホームページでビンテージページをアップできていなかったのですが、近々新しく入荷した商品とともに、アップしていきますね。お取引先様に優先的にご案内させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします!

秋の足おと 2014.9.29

あっという間に季節が移り替わりつつありますね! 9月も残りあと2日。10月からはいよいよ秋真っ盛り。北欧雑貨を扱うものとしては、これから年末まで、1年でも一番忙しい季節の到来です。私たちディットダットは1日も早く確実に商品をご提供していけますよう、全力で努力いたします。何か販売で必要なサポートなどありましたら、お気軽にご連絡ください。 ところで、先日ストックホルムで近所の森を散歩をしていたら、冗談みたいなキノコを発見しました。(はい。近所に森があるのがストックホルムなんです(^^;))

この赤いきのこ、アルメダールスの「マッシュルーム」の柄にも使われてます。この赤いキノコがとっても素敵なアクセントになってるデザインです。9月から発売になっているmtのマスキングテープにも採用された柄です♪

個人的には「スーパーマリオかっ?!」と思わず突っ込みを入れたくなりますが、本当に、こういうキノコがスウェーデンの森の中には結構普通にはえてるんですよ。 ちなみにこ��、毒キノコだと思いますか?食べられると思いますか? ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・たぶん、ほぼ大方の皆さん正解。 毒キノコです(^^;)b。 でも、ヨーロッパでは毒キノコにもかかわらず「幸福のシンボル」として親しまれているんです♪ 確かに、見た目が可愛くて、見つけたらなんだか幸せな気分になります。 季節の変わり目、皆様体調崩さぬよう、ご活躍くださいね!

ご来場ありがとうございました。 2014.9.9

ギフトショーには、たくさんのご来場を頂き、ありがとうございました。あれだけ広い会場で、あれだけたくさんの出展業者がいるなかで、わざわざ私達のブースにお立ち寄り頂けたことに心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

年に1-2回しかお会いできないのですが、毎回皆さんのお元気な顔を拝見し、お話しでき、たくさん元気をもらえます。

ゆっくりとお話しできなかったり、説明が不足していたりしたケースもあり、本当に申し訳ありませんでした。どんな小さなことでも構いませんので、「ん??」と疑問に感じる事があればどうぞお気軽にご連絡ください。 メールはinfo@ditt-datt.com 電話は03-6454-2481です!

まだ新商品のホームページへのアップが追い付いておりません…。恐れ入りますが、カタログにてご確認いただけますようお願い申し上げます。(印刷版ご希望の方はご���報ください)。

DDKatalog_2014-2015 

以下ギフトショーのブースの様子です。



私は昨夜スウェーデンに戻りました。
引き続き今後も色んな北欧情報発信していきます。よろしくお付き合いの程お願いします。

新カタログできました。 2014.8.31

なんだかんだ言って、このディット・ダットカタログは今年で10冊目になりました。いやー、我ながらビックリです。2007年の第1冊目は12ページだったのですが、あれよあれよと扱い商品やブランドが増えていって、今年は32ページになりました。なんだか、こんな風に続けてこられて、本当に感無量です。入稿締切に追われているときはこの商品量が増えたことを恨めしく思ってましたが、改めて考えたら、本当に嬉しい事です。皆様、本当にいつもご愛顧いただいて、ありがとうございます!!

まあとにかく、無事入稿して、私はしばらく燃えつきた灰のようになってました。

でも、明日ギフトショーに向けて、というか日本に向けて出発します。というわけ��、また盛り上がってきました(気分屋な事がバレバレですね)。ブースは東6008です。お待ちしてます!

また、とても心ぐるしいお知らせですが、一部の商品が価格改定になりました。できる限り少ない範囲で、皆様にできるだけ負担をおかけしないようにと思っておりますが、どうしても一部商品は為替の変動の影響、そして仕入れ価格上昇の影響をカバーしきれなくなってしまいました。

価格改定になった商品は、こちらにまとめましたのでご覧ください。

アルメダールスのマスキングテープ 2014.8.29

ついに!お知らせできます!
mtで知られるマスキングテープのカモイ加工紙さんと、スウェーデンのテキスタイルメーカー、アルメダールスのコラボレーションが実現しました。発売は9月初旬(ってもうすぐ!)を予定しています。

アルメダールスというメーカーは、1846年創業の超老舗テキスタイルメーカー。かわいい柄のキッチンタオルを始め、北欧らしい素晴らしい商品を世に送り出しており、日本でも大人気のメーカーです。
mtさんは、デザインマスキングテープの北欧シリーズというのを2013年に初めました。オーレ・エクセル、リサ・ラーション、ベングト&ロッタという日本でも人気のデザイナーさんとのコラボ。それを初めて見たとき、「これ、、このセレクションに絶対���ルメダールスも入るべきでしょ…!」と一人熱くなった私(笑)

最初はやや一人相撲的な感もありましたが(おいおい)、難局を経て何とか実現しました。実は初めはアルメダールスには断られた事もありました…。前例ないし、色々難しいからと…。だけどしつこくしぶとく交渉を続け、やっとメーカーにOKをもらう事が出来ました。

そしていよいよついに販売!!


出来上がったサンプルも頂きましたが、ホントにかわいくて、嬉しいです。



ディット・ダットでもお取扱いしますので、皆さんぜひアルメダールスの他商品と合わせてご利用ください!商品に関しては、こちらのページをご覧ください。

キッチン改装2 2014.6.16

というわけで、前回に引き続きキッチン改装のお話。 私たちのキッチンはこの家が建てられた1970年のオリジナルのものでした。前の住人が棚の扉の色を「ギリシャブルー」に塗ったため、なんとも50sレトロな雰囲気たっぷりのキッチンでした。電化製品は大体15年くらい前のもので、こっちの方がガタがきており、今回のキッチン総改装を決意しました。 まずは、扉を取り外し、すべての棚や壁のタイルなどを取り外す作業から開始。この作業はものすごく早くて、半日くらいで終わってました。なんだかがらんどうになった部屋をみて、これが1970年当時にこの家が建てられる途中と同じ状態なのかぁ、となんだかしみじみしました。

さて、ここから今度は新しい棚を取り付けていくのですが、それと同時に電気工事や水道工事が入り、大騒ぎです。 棚やタイルは、専門のお店に行って自分で注文するのですが、種類が多すぎて本当にくらくらしました。扉の色、素材、レイアウト、タイルの色、素材、電化製品などなど…。決めることがあとからあとからできます。

ちなみに、タイル専門店にあったバスルームの展示↓。自宅のバスルームをこのタイルデザインにする勇気はさすがのスウェーデン人でもなかなかないと思いますが、お店でこういう展示をするところが、北欧らしいですねー。

棚の到着。さて、これからいよいよ組み立てが始まります。

つづく。

キッチンの改装     2014.6.3

すっかりご無沙汰しました。フェイスブックの方はちょこちょこと更新するのですが、こちらのブログになかなか登場せず、すみません(T.T)。 見られる方、フェイスブックものぞいてみてくださいねhttps://www.facebook.com/ditt.datt この1か月、いや2か月いったい何をしていたのか、、と言うと、主に「キッチンの改装」なのです。超プライベートなネタですみません(笑)。(自分でやったわけではなく、大工さんに頼んでいますが、それでも大変なプロジェクトなんです~~汗) こんなプライベートなこと、ブログでお話ししても・・・と思っていたのですが、考えてみると日本とスウェーデンの台所事情は色々異なるし、もしかしたら面白いかな?と思い、今更書いてみることにしました。 さてさて、そもそもスウェーデンでは、家を中古で売買する事がほとんどです。というのも、湿気が少ないから?石(コンクリ)で作られているからか?こちらの家は100年以上もつのが普通です。そのため、家の価値と言うのは下がるどころか上がる一方(特にストックホルムのような都心では)。個人にとっては結構重要な投資となるわけです。例えばガムラスタン(旧市街)はストックホルムが街として始まった最初の場所ですが、そのような場所では、ほとんどの建物は1800年代のもの。

*写真提供:www.sv.wikipedia.org

そこを中心に、街はだんだんに広がっていったわけですが、郊外でも1960-70年代に建てられた家がほとんどです。日本ではなかなか考えら��ない状況ですよね。 ただ、家が100年持つと言っても、当然内装は100年も持ちません。というか、100年前の電気や水道システムを使い続けることはできないし、内装は住む人の好みもある。そんなわけで、こちらでは内装工事と言うのが非常に盛んなのです。以前サマーハウスを改装しているという話をブログで書いたことがありますが(こちら)、そのサマーハウスも実は100年以上前の建物です。

*写真提供:www.boupplysningen.se

また日本では引っ越しの際に、冷蔵庫や洗濯機などと言った電化製品は一緒に引っ越すものですが、こちらではそうではありません。電化製品は基本全て「つくりつけ」とみなされ、引っ越しの時はそのまま置いていきます。つまり、逆に言うと引っ越し先の電化製品をそのまま使う事になるんです。だから、もちろんキッチンやバスルームが新しい家は高く売れるわけで、家の改装と言うのは自分が快適になるだけではなく、ある意味投資になったりするわけです。 様々なキッチンメーカーがあり、家電メーカーがあるわけですが、、まず第一歩は、このようなコンピューターの3Dシステムで色々なレイアウトやカラーを試して、自分たちがどういうキッチンを作りたいのか見つけていくことです。

*写真提供:www.hus.se

・・・と、前置きがずいぶん長くなりましたが(^^;)、私たちが今の家に引っ越したのは3年前。当時で築30年���どの家でしたが、家の中は壁も床も取り換えられていたので築30年とは思えません。キッチンの壁も床もきれいでしたが、電化製品は10年以上前のもので、棚などは30年まえそのまま。さすがに諸々色々年季が入っていて、引っ越した当時から、いつか改装しようーと思っていました。 で、ついに改装を始めたわけです。 というわけで、今回は前置きだけで終わってしまいましたが、、次回から改装の話を書きます! まずは、改装前の、我が家のキッチンはこちら!前の住人の好みにより、60年代レトロを意識したブルーの戸棚と強烈な壁紙がインパクト大。これはこれで、おもしろいキッチンでしたよ。

ダーラナ地方訪問     2014.4.4

更新頻度が遅くて、すみません!!今回は、ダーラナ地方に行った時のことを書きます。 ダーラナ地方は、「スウェーデンのへそ」と言われています。というのも、場所的にスウェーデンを人間の体に見立てると、ちょうどおへそ位の真ん中の位置にあるから。あとは、もしかしたら、スウェーデンのもっともスウェーデンらしい文化を持つエリアだからかもしれません。

ダーラナと言えば、ダーラナホース。車でストックホルムから4時間半くらいの高速沿いに、こ���巨大なダーラナホースがいます。高速道路の方を向いているので、休憩エリアから写真を撮ると、なんだか後ろ向きの写真しかとれません。。。でも、かわいいし、この「クルビッツ」と言われる柄が、ダーラナらしい!

1800年代のスウェーデンで最も有名な画家、「カール・ラーション」の生家がそのまま残っているという事で、行ってみました。http://www.clg.se/start.aspx  現在も、カールさんの親せきが別荘として使ったりする個人所有の建物なので、ガイドツアーでしか中に入れません。そして、中は撮影禁止。。 中は、カール・ラーションが描く、暖かくて懐かしい雰囲気の世界観そのままの家でした。壁画さながらにあちこちにかわいいイラストが書いてあります。しかし自分の家の壁に、落書き(芸術家の作品なのだから、「落書き」とは言わないですね…)したってことですよねぇ。自分の家の壁に直接絵を描くなんて、相当勇気があると思いませんか?!しかも、それが最高に素敵に仕上がっているから、芸術家と言うのはすごい。小さな川沿いに立つ家で、夏の方が雰囲気が圧倒的に雰囲気はいいと思いますが、冬だったので他に誰も観光客がいなく、ガイドツアーも貸切。贅沢でした。スウェーデンのもっともスウェーデンらしい雰囲気を、思う存分味わえる場所です。 さて、このダーラナ地方に1920年代から続く、伝統工芸品を扱うスペーゲルと言う取引先を訪問しました。特に、クリスマス時期のトムテのアイテムを多く扱っています。トナカイの毛を使った髭でおなじ��のトムテたちの、「ひげ」=トナカイの毛もたくさんありました。ごわごわしていて、これがきっとしっかり寒さから身を守ってくれるんですね。 http://www.ditt-datt.com/product/hemslojd/christmas.htm

広々した事務所スペースでは、製品に問題がないか、細かくチェック作業をしていました。ハンドメイドなので、やはりこういう地道なチェックが、不良品を防ぐ重要なポイントだそうです。

ちょうど3時ごろだったので、皆で「フィーカ」。毎日、大体10時と3時ごろに働いている方みんなそろって、フィーカをするんですって。うーん、さすがスウェーデン流の会社です!岩崎さん、甘いお菓子が出されて嬉しそうですねー。

その後、さらに車を30分ほど走らせて、ダーラへストのご当地、モーラにやってきました。ものすごく田舎町で、途中までほとんど何もないのですが、この通りだけ、突然道の両側にダーラヘストの工房が並んでます。あまりに突然出てくるので、びっくりしました。

工房では、ダーラヘストを作る作業を自由に見学することができます。

特注で、ハンドペイントで社名やメッセージなどを入れたダーラヘストも、作れるそうです!

さて、5時近くになると薄暗くなり・・・しかもまだ冬なので観光シーズンでもないため客もいなく…そうそうにお店も閉まって、店の人も車でさっさと帰って行ってしまいました。周りに人通りもなく…。ふ、とみると、店先においてある巨大なダーラヘストの横に「乗ってください」と言わんばかりの足踏み台があるではありませんが。 あたりに誰もいないのをいいことに…こんなチャンスはめったにないぞ、、と。しっかり乗ってきました。。今年は午年。ダーラヘストさん、どうか応援してくださいね!

もしスウェーデンに来られることがあれば、ダーラナ地方、ぜひぜひお勧めです。私もまた夏に純粋な観光で行ってみたいなぁと思いました。

アルメダールス訪問     2014.3.20

アルメダールスの本社を訪問してきました。

アルメダールスの本社がある場所は、ストックホルムから新幹線とローカル線を乗り継いで片道約5時間ほどの場所にあります。日本でいうと、岐阜とか、、、金沢とか、、、そういう感じのイメージでしょうか。新幹線(正式には、X2000という特急電車で、スウェーデンで一番早い電車です)は、とても快適。トイレ、食堂車はもちろんのこと、無料で車内WIFIが使え、全座席に電源もあり、なんだか移動オフィスみたいな感じです。


*写真提供 Wikipedia

ローカル線は、普通の電車にトイレが付いてるくらいの感じですが、なんだか見た目がやたらにかわいい気がします。

日本でも地域によって古くから伝わる伝統産業がある場所がありますが、スウェーデンもそうなんです。例えば、ガラスで有名な「コスタボダ」や「オレフォシュ」などは、スモーランド地方と呼ばれる、スウェーデンの中南部に位置し、このエリアは古くから「ガラスの王国」と呼ばれ多くのガラス工房が点在してます。また、「ダーラヘスト」で有名なスウェーデン中部のダーラナ地方は、昔から手工芸が盛んで、今でもたくさんの工房や職人さんが活動しています。さてアルメダールスがあるのは、スウェーデンの西南部に位置するボロース地方。このエリアは、「テキスタイルの王国」と呼ばれ、その名の通りテキスタイルの産業が盛んな場所でした。今ではなくなってしまいましたが、「ボロース(ボラス)」というテキスタイル会社も、このエリアにありました。

5時間もかけて小さなローカル駅にたどり着くと、遠くに「アルメダールス」の看板が!感無量です…。以前は工場としてフル活動されていたレンガ造りの雰囲気のある本社社屋です。

待合コーナーにはおしゃれな家具が。壁にかかっているのは、昔テキスタイルにプリントを施すために使われたシルクスクリーンです。センターテーブルとして置かれているのは、地元のデザイナーに頼んで展示会用に作ってもらった「白樺のテーブル」。木を、バサッと切って、ぐるっとバンドでとめているだけのシンプルなものなのですが、そのシンプルさ、ナチュラルさがとてもオシャレです。

工場内も見せてもらいました。現在この工場で製造がおこなわれているのは、日本では扱いのないローラーカーテンの生地のみです。ですが、テキスタイルプリントの手法は工場が違えど同じ。大きな機械に布を設置し、プリントのテンプレートを色ごとに設置し、印刷を行います。複数の色がきれいに、デザイン通りの場所に印刷されるためには、人の目で見て手で何度も何度も微調整を行うそうです。そのため、最初の100m位の生地は、商品として使えないそうなんです。100mって、ながっ!

また同じ工場で、布の洗浄やカラリングなども行っています。完成した製品だけを扱っていると、なかなかこういうった工場の雰囲気を想像しにくいですが、たくさんの工程を得て、私たちが家庭で使える製品になるのだなぁ、と感動しました。また、工場で働く方々にもお会いして、皆さん熱心に誠実にご自身の仕事を行われてる姿も見られて、嬉しかったです���

ある方は、印刷が完了したロールの布の最終的な「目検品」を行っていましたが、移動する布をひたすらずーっと見続けているという作業です。検品というのはそういう仕事だ、と言われればその通りなのですが、実際に作業されている様子を見ると、ほとんど不良のない製品を供給することの大変さを思い知らされます。

しっかり打ち合わせもしてきました。ストックホルムの展示会場では何度もお会いし、ほぼ毎日メールや電話でのやり取りはしていますが、やはり会社に訪問させて頂くと、ゆったりとしたくつろいだ状態でお話しすることができて、楽しいです。

ちなみに、アルメダールスの「木製トレー」は、「白樺の木を何層にも重ねたもの」という商品説明をしておりますが、製品になる前のものを見せてもらいました↓。

右側に写っている「フォックス」の、紙をホチキスで束ねたようなものが、大元です。本当に木の層です。正確には、プリント部分を除いて9層だそうです。この9層と言うのが、絶妙な厚みになるんですって。これを専用の機械でプレスすると、奥の「フォックスグリーン」のようになり、最終的に形を整えるのは職人さんが手作業で行っているそうです。

アルメダールスのデザイナーのビルギッタさんに、このトレーに使われる白樺の切れ端にサインしてもらいました(^^)b 日本に持って帰りましたので、次回の展示会(9月ギフトショーになると思います)に持って行きます。ご覧になりたい方は是非!

のんびりボロース地方のテキスタイル工房を回ってみたかったのですが、今回は日帰り、とんぼ返り。また次回の楽しみに、とっておきます!

次回は、ダーラナ地方に行ったこと、書きます。

アンビエンテ展示会     2014.3.11

少し前になりますが、ドイツのフランクフルトで行われたアンビエンテの展示会に行ってきました。通常は、展示会を見に行くと言うと「フォルメックス」というストックホルムのものに行くのですが、今回は私たちが代理店を務めているフィンランドの「デコランド」から出展するお手伝いを頼まれたこともあり、行ってみることにしました。ストックホルムからフランクフルトは飛行機で約2時間半です。

このアンビエンテはヨーロッパの見本市としては超有名で、超巨大なものです。ホールは1から13まで、そして各ホールが複数のフロアに分かれています。というわけで、すべての会場を見ようと思ったら、1週間ではとても足りない…という感じ。

今年は、パートナーカントリーが日本という事もあり、日本企業が多数出展した、ちょっと縁日を思わせるような特別エリアができていました。他にも個性的なブースがたくさんできていました。

デコランドのブースは、フィンランドの企業が集まった「DESIGN FINLAND」というコーナーにありました。シンプルでシックな素敵なディスプレイです。

今年の秋冬向けの新しい商品も色々と出ていました。ちらりと、写真を…。

今年はよりフィンランドの自然からインスピレーションを受けたカラー展開を考えているそうです。

海外の展示会に、メーカーとして立つのはとても不思議な感覚でした。日本の展示会には何度も出展していますが、やはり何となく会場の雰囲気が異なります。そして、ドイツという土地柄もあり、来場者の国籍もバラエティ豊か。ドイツ、アメリカ、イギリス、フランス、、、そしてもちろん日本からもたくさんいらっしゃっていました。ヨーロッパはEUとして一つの商圏になろうとしていますが、このアンビエンテはその代表のような展示会です。

デコランドとも、ゆっくり交流を深めることができ、とても充実した滞在でした。途中から、日本事務所の岩崎も合流しました。ちなみにデコランドのお二人、かなり似てますが・・・姉妹ではありません(^^)b。趣味が似ているからか、よく言われるそうで、さすが一緒に会社をやっているだけのことはありますね。

またまたちなみに、、、2日目に閉場したその足で、会場がある「メッセ」という駅から、中央駅に移動しようとホームに向かうと、この混雑…。日本の通勤ラッシュか?!ヨーロッパ、とくにストックホルムではこういう状況を見ることはほとんどないので、本当にびっくりしました。というか、この風景が日常の東京の通勤生活のほうが、、冷静に考えるとすごいですね。

ところで、スウェーデンに戻って1週間程たってから、ふと、「あれ??パスポートがない!!」と気づきました。日本人なので、ドイツに行くのにもちろんパスポートを持っていったのですが、なんと帰りはホテルの金庫に入れたまま、、、忘れて帰ってきてしまいました。

そう、ドイツ⇔スウェーデン間の移動では、パスポートを見せる機会が、、、ないんです。さすが、ヨーロッパ。。さすがEU。。でもパスポートを持って行ってしまったワタシ、さすが日本人。

でもホテルに忘れていたので、空港でパスポートが必要だったら飛行機に乗り遅れていたかもしれない、という事で…ある意味必要なくてラッキーでした…。

皆さんも、どうぞホテルの金庫の忘れ物には・・・お気をつけださい…。

次回は、ストックホルムのメーカー訪問の様子をお伝えします!

フォルメックス 2014     2014.1.27

あけましておめでとうございます!

・・・今年初の日記になるので、新年のあいさつを書いてみましたが、もう1月も末。ちんぷんかんですね。

さて、先日春のストックホルムの雑貨見本市、フォルメックスが開催されました。

洗濯ものか?!と思うような大胆な展示。このカラー、春らしくて絶妙です。洗濯もの(違うか)の下は、カフェ/休憩エリアになっています。なんだか見ていると、ふふっとなる光景です。

さまざまな出展者のアイテムをまとめてディスプレイしたコーナーです。一人掛けソファの上にぶら下がっているグリーンのボールのようなものは、よーく見たらキャベツ!生の野菜をディスプレイに使うのがスウェーデン大好きのようです。ネギやら人参やら、ディスプレイに使われているのをあちこちで見かけます。会場内で野菜を探すのが私の密かな楽しみになってます…。

春らしい色に加えて、ナチュラルな雰囲気も多くみられました。日本の曲げわっぱみたいなものも!北欧と日本の職人技には多くの共通点を感じます。

2013年にフォルメックスが毎年行っているFormidableという賞を受賞した若者二人組、RIORIO。実は、何となく話していたらたまたまプライベートに共通の友人がいることが発覚し、意気投合!世界は狭いです。将来的に何か楽しいことが一緒にできたらいいね、と話しました。

私��ちのサプライヤーとしてもおなじみ、ヘムスロイド社の新商品たち。私が一番心奪われたのは、何に使うのかよくわからないけどかわいすぎる巨大木製洗濯ばさみ。「ちょっと、これ何に使うの!?」と聞いたら、「面白いでしょ?私もわかんないわ!それを考えるのが楽しいのよ!」ですって。書類はさんだりとかー、壁に付けてフック代わりにしたりとかー、など色々その場でアイディアが。皆さんは、何に使いますか?それにしても自分が小人になったような気分にしてくれる遊び心のあるアイテムです。

毎回「うーーん」と思わず唸ってしまう素敵な新商品を出してくれるプルートプロダクト社からも、うれしい新商品が。今年はムーミンの作家であるトーベ・ヤンソンさんの生誕100年ということで今年は日本でも「ムーミンイヤー」が益々盛り上がりそうですね!

独特のゆるいあったかい世界観を見せてくれるキャットイナットのワイプも、新柄がでていました。キャットイナットのワイプは、今時珍しく、自分で全部印刷しているので色の出方にも遊びがあります。また通常より厚めのワイプを使っているのも、ヘビーユーザーには実は嬉しいポイントなのです。

などなど。少し整理して、また楽しい新商品情報をお知らせします。どうぞ、お楽しみに♪

最後になりましたが、今年も1年、精一杯頑張っていきます。どうぞお付き合いの程、よろしくお願いいたします��

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